寄せ場/ストリートの現在−−変容と抵抗と−−
日時:2019年2月2日(土) 13:30-18:00
会場:山谷労働者福祉会館2階ホール
※同会場で12時から13時10分まで総会がありますので,寄せ場学会会員の方は12時にお集まりください。
シンポジウムは会員以外でも参加可能(参加費無料)です。
資料準備の都合上,できれば事前に学会事務局(yosebagakkai@yahoo.co.jp)まで参加希望の旨をメールでご一報ください。
シンポジウム(13時30分〜18時)
趣旨説明:13時30分−13時40分
報告1:13時40分−14時30分
報告2:14時30分−15時20分
報告3:15時20分−16時10分
〔休憩10分〕
コメンテータコメント:16時20分−16時40分
全体討議:16時40分−18時00分
報告者
・向井宏一郎(山谷労働者福祉会館活動委員会)
・小川てつオ(テント村居住者・反五輪の会メンバー)
・渡辺拓也(大阪市立大学都市文化研究センター研究員/特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員)
コメンテータ
・水野阿修羅(釜ヶ崎労働者)
総会シンポジウム 基調
昨年度(2017年度)の総会では,釜ヶ崎に関する3冊の書籍の書評を手がかりに,大阪・釜ヶ崎という空間の変化および建設労働の変化と寄せ場の将来について討議を行った。他方で,大阪の「西成特区構想」ほど明確な形ではないものの, 東京でも,2020年の東京五輪の開催を口実に−−その誘致段階から−−寄せ場/ストリートに対して様々な政策的な介入がなされ,街の様相も大きく変わって/変えられてきた。それぞれの地域にはそれぞれの歴史的・社会的背景があり,変化の仕方も一様ではない。そのことをふまえたうえで,今回の総会シンポジウムでは,過去10年ほどを基本的な射程として,都市再開発などによって寄せ場や野宿者の生存空間に何が起こり,どのように変わって(変えられて)きたのか,それに対してどのような抵抗が展開されてきた/いるのかについて,山谷を含む東京の東部,東京の西部,大阪からそれぞれ報告を受け,各地域の最新の情況を共有するとともに,都市・地域を超えて通底する構造についても議論を深めたい。
なお,寄せ場の変容を考える上で,建設業の変化や周縁的労働市場の再編という論点の重要性は言うまでもないが,今回のシンポジウムに関しては,寄せ場において/ストリートにおいて何が起こっているのか,寄せ場/ストリートからは何が見えているのかという点に軸足を置いて議論を行うこととし,必ずしも寄せ場/ストリートからは見通せない部分も含む周縁的労働市場の再編に関する論点は次年度(2019年度)の中心テーマに据えたい。
★会場へのアクセス
山谷労働者福祉会館(東京都台東区日本堤 1-25-11)
JR常磐線・地下鉄日比谷線・つくばエクスプレス
「南千住」駅 下車徒歩10分
・日比谷線南千住駅南口改札前の跨線橋を渡り吉野通りを直進
・泪橋(なみだばし)交差点を越える
・浅草警察署山谷派出所前を右折・いろは通り商店街入り口
※会場建物は鉄筋コンクリート建てでとても冷えますので、各自で防寒対策をお願いします