2019年01月29日

2018年度 日本寄せ場学会総会シンポジウム

2018年度 日本寄せ場学会総会シンポジウム
寄せ場/ストリートの現在−−変容と抵抗と−−

日時:2019年2月2日(土) 13:30-18:00
会場:山谷労働者福祉会館2階ホール
※同会場で12時から13時10分まで総会がありますので,寄せ場学会会員の方は12時にお集まりください。
シンポジウムは会員以外でも参加可能(参加費無料)です。
資料準備の都合上,できれば事前に学会事務局(yosebagakkai@yahoo.co.jp)まで参加希望の旨をメールでご一報ください。
シンポジウム(13時30分〜18時)
 趣旨説明:13時30分−13時40分
 報告1:13時40分−14時30分
 報告2:14時30分−15時20分
 報告3:15時20分−16時10分
 〔休憩10分〕
 コメンテータコメント:16時20分−16時40分
 全体討議:16時40分−18時00分

報告者
・向井宏一郎(山谷労働者福祉会館活動委員会)
・小川てつオ(テント村居住者・反五輪の会メンバー)
・渡辺拓也(大阪市立大学都市文化研究センター研究員/特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員)
コメンテータ
・水野阿修羅(釜ヶ崎労働者)

総会シンポジウム 基調

 昨年度(2017年度)の総会では,釜ヶ崎に関する3冊の書籍の書評を手がかりに,大阪・釜ヶ崎という空間の変化および建設労働の変化と寄せ場の将来について討議を行った。他方で,大阪の「西成特区構想」ほど明確な形ではないものの, 東京でも,2020年の東京五輪の開催を口実に−−その誘致段階から−−寄せ場/ストリートに対して様々な政策的な介入がなされ,街の様相も大きく変わって/変えられてきた。それぞれの地域にはそれぞれの歴史的・社会的背景があり,変化の仕方も一様ではない。そのことをふまえたうえで,今回の総会シンポジウムでは,過去10年ほどを基本的な射程として,都市再開発などによって寄せ場や野宿者の生存空間に何が起こり,どのように変わって(変えられて)きたのか,それに対してどのような抵抗が展開されてきた/いるのかについて,山谷を含む東京の東部,東京の西部,大阪からそれぞれ報告を受け,各地域の最新の情況を共有するとともに,都市・地域を超えて通底する構造についても議論を深めたい。
 なお,寄せ場の変容を考える上で,建設業の変化や周縁的労働市場の再編という論点の重要性は言うまでもないが,今回のシンポジウムに関しては,寄せ場において/ストリートにおいて何が起こっているのか,寄せ場/ストリートからは何が見えているのかという点に軸足を置いて議論を行うこととし,必ずしも寄せ場/ストリートからは見通せない部分も含む周縁的労働市場の再編に関する論点は次年度(2019年度)の中心テーマに据えたい。

★会場へのアクセス
山谷労働者福祉会館(東京都台東区日本堤 1-25-11)
JR常磐線・地下鉄日比谷線・つくばエクスプレス
 「南千住」駅 下車徒歩10分
・日比谷線南千住駅南口改札前の跨線橋を渡り吉野通りを直進
・泪橋(なみだばし)交差点を越える
・浅草警察署山谷派出所前を右折・いろは通り商店街入り口
※会場建物は鉄筋コンクリート建てでとても冷えますので、各自で防寒対策をお願いします
posted by yosebagakkai at 17:55| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

年報『寄せ場』第30号の執筆要領です

年報『寄せ場』次号(第30号)の発行時期は「2018年度」内を目標としています。投稿を希望される方は、希望する原稿の種類(論文、書評等)と仮タイトルを編集委員会までお知らせください。なお、原稿の投稿締切りは2018年9月30日です。これは「これ以上は伸ばせない」という事実上のデッドラインですのでご注意ください。

日本寄せ場学会 年報『寄せ場』執筆要領
(2018年5月20日 年報編集委員会 更新)

〈原稿の種類・字数〉
・原稿の種類は、(1)論文、(2)現場報告(「現場から」)、(3)書評(「ヨセバ・クリティーク」)、(4)その他です。ただし、(2)(3)(4)として提出されたものであっても、原稿の内容・分量・年報全体の構成などを考慮して、編集委員会の判断で、(1)の論文として取り扱う場合がありますので、あらかじめご了承ください。
・文字数は、論文の場合は12000字から20000字(400字×30枚から50枚)程度、(3)書評は4000字程度、それ以外は12000字以内を目安としてください。図表類は、1枚あたり400字に換算してください。

〈投稿・提出先〉
・原稿は、編集委員会へ、電子メールで提出することを原則とします。ただし、電子メールでの提出が困難である場合には、郵便等で提出してください。

〔年報寄せ場編集委員会〕
〒102-8554
東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学総合グローバル学部
稲葉研究室気付 年報寄せ場編集委員会
電子メール:annual.yoseba@gmail.com

〈形式〉
・原稿は、ワープロソフトを使用して作成した場合は、テキストファイルに変換したものも併せて提出してください。図・表・写真などについては、テキストファイルとは別ファイルとして提出してください。註・図表の位置については、本文中に【註1】【図1】、【表1】という具合に記載してください。ただし図表については、版下を組む段階でレイアウトを調節する場合があります。註・文献リストの類は、脚注ではなく文末に一括して掲載する形式としてください。
・原稿には400字程度の和文要旨をつけてください。
・文献リストには、原則として下記の事項を記載してください。分野に応じて、下記以外でも必要な事項があれば記載してください。
【書籍の場合】
 著者名、初出年、『書名・掲載誌名』、出版社名
【書籍・雑誌等に収録の論文の場合】
 著者名、初出年、「論文名」『書名・掲載誌名』、出版社名、掲載ページ数
・原稿末尾に、執筆者名のよみがなと、専門や所属などを付記してください。特に所属等がない場合は、「◯◯研究」「◯◯学」「◯◯労働者」などで結構です。
・版下は原則として縦書きで組みます。本文中の数字は漢数字表記(例:一九四四年、四万三九〇五人)となりますので、提出時に漢数字にしておいてください。

〈原稿のチェック〉
・依頼原稿と投稿原稿とを問わず、提出された原稿については編集委員会にて査読を行い、修正提案などのコメントをお返ししますので、その場合は、指定された期日までに、コメントを参考に推敲や修正を行ってください。また、原稿が本学会の趣旨などと甚だしくかけ離れていたり、論証や実証が著しく不充分と認められた場合には、掲載しない場合があります。その場合には理由とともに本人にその旨を通知します。
・著者校正は、原則として初校の1回だけです。最初の原稿の提出が著しく遅れた場合には、著者校正を割愛する場合があります。

〈その他〉
・原稿料は出ませんが、執筆者には掲載号を1冊進呈します。執筆者が会員である場合には、会員配布分とは別に執筆者分としてもう1冊を配布します。
posted by yosebagakkai at 18:00| Comment(1) | 日記 | 更新情報をチェックする

2018年03月08日

日本寄せ場学会年報『寄せ場』第29号まもなく発行です

お待たせしました。当学会の活動の要の一つでもある年報の第29号がまもなく(2018年3月25日)発行されます。今号から,発売は株式会社JRC(旧称:人文・社会科学書流通センター)さんに変わります。
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発売:株式会社JRC
ISBN:978-4-86538-066-8
価格:本体2200円+税
posted by yosebagakkai at 10:48| 日記 | 更新情報をチェックする